防音室について
ピアノの練習をする時に一番気に掛けなければならないのは音の問題です。演奏の上手・下手に関係無く他人の家から聞こえるピアノの音は、きっと「騒音」にしか聞こえないと思います。ご近所さんも平日の昼間のみであれば百歩譲って容認してしてくれたとしても、夕方や夜間となると「ちょっと勘弁してほしい」ってことになると思います。
そこで重要になるのがピアノの音を外に出さない「防音室」です。実際には、防音室の外で100%音が聞こえないようにすることは難しいようですが(予算があれば可能だと思います)、建物の壁や窓などによって防音室から漏れた音を防ぐことができるため、外部に対しては問題ありません。特に最近のマンションは防音性能が優れているようなので、一層安心出来るのではないでしょうか。
簡単にわが家の防音室を紹介します。
●ヤマハアビテックス AUS-52SH Dr-30
購入時で11年使用された中古品なので、思いきっり旧タイプ。
今はダブルサッシのものは無いようです...
それを部屋(6畳の洋間)のサイズに合うようにカットして組み立て、あわせてDr-30から35レベルまで補強を行いました。
こちらは「音場パネル」。
主に高域の吸音と反射が目的だそうです。
設置費用はトータル73万円。ちなみに組み立ては1日でした。
それと、閉め切った中で練習をするためエアコンは当然必須。
Dr:防音等級と言うらしく、防音性能を表す単位で数値が大きいほど性能が高いそうです。
詳しくはこちらへ ヤマハアビテックスHP
わが家は築20年の賃貸マンションで10階建ての10階ですが、この設備でピアノの音が外部に聞こえることはありません。
(ただし家の中では聞こえます)
階下についても特にクレームも無いので大丈夫だと思います。
ヤマハ担当者殿の話では「ピアノの音は特に下の階に響くので注
意が必要です。」とのことでした。設置の際には関係各位との打ち合わせは十分に行ってください。
最後に、本サイトの内容はわが家でのことで、あくまでも参考としてください。いかなる理由があろうとも責任は一切負えません。